背景
最近、高速バスをよく利用している。楽天高速バスの予約ページで最安値のバスを検索して予約することが多いのだが、使っているうちに時期やタイミングによって高くなったり安くなったりするのがあることに気がついた。
そこで、2,3週間、継続して楽天高速バスのページをスクレイピングして、金額や予約可能なバス数の推移等を分析してみたらなかなか面白かったので書いてみる。
分析結果
前提として、金曜日に3列シートで東京から大阪に移動することを想定して分析してみます。(ちなみに金曜日は他の曜日と比べて、利用者数が多く金額が高めです)
以下のグラフは2週間、普通の「土日(2連休)」と、「祝日+土日(3連休)」の直前の金曜日のバスの予約を想定してデータを取得したグラフです。まずこちらのグラフから分かることは、
- 3連休前は2連休前より約2000円~3000円高くなる
- 3連休前は2日前までに予約しないとバスが無くなる
- 通常の土日の時には1週間前のタイミングで最安値が前の日より安くなることがある
ということでしょう。これらは高速バスをよく使う人でしたら感覚的に分かることかと思いますが、データとして可視化するとよく分かります。
また、以下のグラフは、同じく3連休と2連休前の金曜日の、バスの予約可能件数の推移です。3連休前の金曜日については、みるみる予約が埋まってしまうことが分かります。また、1週間前になると、予約可能件数が多くなることが分かります。これは、前述の、1週間前になると安いバスが出てくる事実と関係していると考えられます。
まとめ
タイミングや休みの日数等によって、同じ高速バスでも金額や予約のしやすさがかなり変わってくるのが分かりました。
あと、お盆等の大型連休の時の予約可能状況も面白そうでしたが、その時はまだデータを取得していませんでした…。
データは自動で取りつづけているので、珍しい連休や、他の観点での分析もしてみると面白そうです。
技術的な話はこちら:
PHPで楽天高速バスサービスをスクレイピングしてDBに保存する - Qiita http://qiita.com/kure/items/8cd3f4f5678bb6b47d17